「つみたてNISA」に興味があるけど、投資が怖くてなかなか始められない!という方もいるのではないでしょうか。
今回は「つみたてNISA」がなかなか始められない人たちの声を集め、始められない理由と、その打開策をまとめたので、参考にしてみてください。
もくじ
投資初心者が抱きがちな「8つの壁」を紹介します!
「つみたてNISAをデビューしてお金を増やしたい!」「でも投資は初めてで怖い!」という人が悩みがちな疑問に回答します!
「投資で負けないためのコツとは?」「金融機関はどこがおすすめ?」「なにを運用商品すればいい?」などなど、あなたのお悩みの壁を一気に壊しちゃいます!
壁① つみたてNISAで損をしない方法ってある?
「投資をして株価が下がったら、お金がなくなっちゃう!」「損をするのが怖い!」と不安になり投資を始められない人は結構います。
投資には元本保証がないため、絶対儲かります!と言うことは出来ません。
しかし株などの投資と違い、つみたてNISAでの運用は、損をしにくい初心者向けの投資制度です。
つみたてNISAは、積立を長く続ければ続けるほど、利益を出しやすくなり、損をする確率が減っていくのが特徴です。
この利益の出やすい手法は「ドルコスト平均法」と言われており、この仕組みにより平均単価が下がり、高値掴みを防ぐことができます。
ドルコスト平均法とは?
一定額を機械的に購入する手法。たとえば毎月5日に1万円を、その日の価格に関係なく購入する仕組み。価格が高いときは口数を少なく、価格が安いときには口数を多く買うことが出来ます。
↓記事では「積立投資」で負けにくい投資を解説しています。
壁② つみたてNISAでおすすめの金融機関は?
いざつみたてNISAを始めようと思い、一番最初にぶつかる壁は「どこの金融機関で口座開設するか」です。
そこでポイントを4点に絞って証券会社を分析しました!
一番大事なのはポイント還元!大手証券会社の場合、積立をするとポイントが貯まるところもあります。
ちなみに楽天証券の場合は楽天ポイント、SBI証券の場合Tポイントが貯まります。
次に大事なのが手数料。投資信託を購入する際には、手数料が必要です。
つみたてNISAはどこでも手数料がかからないので関係ありませんが、将来的に「NISA枠を超えて投資をしたい!」と思った時のために手数料率はチェックしておきましょう。
結論を言うと、4点のポイントを過不足なく満たしてくれている、おすすめの証券会社はネット証券です。
↓の記事では、大手証券会社8社を比較してみました。
ちなみに私の一番のおすすめは楽天証券とSBI証券。
\楽天ポイント派はこっち/
\Tポイント派はこっち/
壁③ どの銘柄を買えばいいか分からない!
現在、つみたてNISAで運用できる銘柄は150種類以上あり、国内・海外株式の投資信託か、バランス型の投資信託です。
投資初心者の人は、聞き馴染みのない言葉ばかりでどれを選んでいいか分からないですよね。
そこで、投資初心者の方にはインデックスファンドをおすすめします。
インデックスファンドとは、特定の指標(インデックス)と同じ値動きをするよう運用される投資信託のこと。
バランスよく、市場全体に分散投資が出来るほか、ニュースなどで価格が報じられることから、値動きがわかりやすいという特徴があります。
おすすめの銘柄をピックアップしたので困ったらこれを参考にしてみてください。
壁④ 相場が高い時に始めたら損しそうで怖い!株価が下がったときに始めるべき?
確かに株価が下がったタイミングで投資をすれ始めれば、利益が出る確率は上がります。
しかし価格の高い安い、はプロでもタイミングを図ることが難しいです。
また今回のコロナショックや、2008年のリーマンショックのように、株価が大暴落したところで、どこまで価額が下がるのかはなかなか判断できません。
だからこそ株価が高いときも安いときも関係なく一定額を買い続ける「つみたてNISA」がおすすめなんです。
タイミングを気にせず機械的に購入することで、高値掴みリスクを低くし、利益を出やすくするのが「積立投資」という手法です。
壁⑤ つみたてNISAとiDeCoってどっちがお得?
iDeCoもつみたてNISAもどちらも、投資の利益が非課税になる制度です。
2つの制度はとても似ているので、どちらを選んだら良いか分からない!という人が多いともいます。
iDeCoは掛金が全額所得控除になり、大きな節税効果があります。
また、受取るときにも税制優遇を受けられるため、税金だけを見たら、iDeCoのほうがお得です。
ただし、節税効果だけを見てiDeCoを選ぶのは大きな間違い。iDeCoは老後資金のための制度なので、60歳まで積立金を引出す事が出来ません。
一方、つみたてNISAはいつでも好きな時期に現金化することができます。
結論を言うと、貯金の少ない若年層は、まずつみたてNISAをはじめることをおすすめします。
20~30代は、人生がまだ不確定で未来の支出は読めません。節税よりもまずは「いつでも資金が引き出せる」ことを重視しましょう。
節税もしたいからどうしてもiDeCoを始めたい!という人は、まずは最低金額の5,000円から始めてみましょう。
毎月の家計のうち60歳までなくても困らない額で始めるのがポイントです。
壁⑥ iDeCoを減額してまで、つみたてNISAを始めるべき?
考え方は先ほどと同じ。貯金が少ないうちはまずはつみたてNISAがおすすめ。
iDeCoの掛金を最低限の5,000円にし、差額分をつみたてNISAに回しましょう。
また40代以降の人は、ある程度老後までのライフイベントが確定しているので、iDeCoを優先して良いでしょう。
壁⑦ NISAを利用中の場合、つみたてNISAに切り替えたほうがいい?
投資の運用益が非課税になる口座には「NISA(一般NISA)」と「つみたてNISA」があります。ふたつの制度の主な違いはこちら。
NISAとつみたてNISAは、それぞれ向き不向きがあります。
NISAは非課税投資枠が年120万円と高いため、たくさん投資をしたい人に向いています。
月々3万円前後のつみたてNISAでは物足りない場合は、NISAの活用が良いです。
またNISAは、投資信託以外にも取り扱っている商品が豊富なので、自分で色々な商品を選びたい、投資なれしている人にもおすすめです。
つみたてNISAはコツコツ貯めたい人向け。
つみたてNISAは年間の投資額は低いですが、非課税期間が20年間ととても長いです。
投資期間が長いほど、負けにくく、利益を出しやすいため、「元本が減るのは怖いけど、お金を少しでも増やしたい人」に向いています。
また、つみたてNISAの商品は金融庁の基準をクリアした厳選銘柄ばかり。
選択肢がすでに厳選されているので、投資が初めての人や、経験が浅い人におすすめです。
壁⑧ 貯金が無いけどつみたてNISAを始めてもいい?
絶対やめましょう。貯金がないうちに投資を始めると高い確率で損をします。
貯金がない時に投資を始めると、急にお金が必要になった時に、途中で現金化させる必要が出てきます。
相場が悪くても回復を待つことができず、強制的に解約せざるを得ないので、元本割れしてしまう可能性が高くなります。
まず、貯金が全くないという人は、投資より前に家計の見直しをおすすめします。そして貯めるなら元本保証のある預金をおすすめします。
始めるなら生活費の3〜6ヶ月分が貯まってから、かつ家計を圧迫しない1,000~5,000円程度にしておきましょう。
まとめ
つみたてNISAは、初心者でも安心して投資を始められる制度です。
せっかく良い制度を使うなら、メリットデメリットをキッチリと抑えておきたいですよね。
もしこの記事を読んでもまだ、始めるのが怖いと思っているのであれば、少額ではじめてみるのがおすすめ。
金融機関によっては月100円から始められるので、つみたてNISAの仕組みを掴みたいという人にもぴったりです。
ぜひこの記事を、つみたてNISAの判断の参考にしてください!