コロナのせいで、たくさんの会社が赤字、廃業を余儀なくされています。
一時期は日経平均株価も大きく下落し、コロナショックと騒がれました。現在はある程度相場が回復してきたものの、また株価が下がり「今投資を始めたら損してしまう!」と思っている人もいると思います。
この記事では、2008年のリーマンショックを例にしながら、コロナの中でもつみたてNISAを使えば投資が上手く行くことを証明していきます。
相場がわからないから、投資を始めるタイミングを悩んでいる人。
コロナが落ち着いたら投資を始めようか考えている人。
そんな人にぜひ読んでいただきたいと思います。
もくじ
コロナに負けない投資手法とは?
積立投資は負けにくい投資手法
荒れている相場でも、負けにくい投資手法、それが積立投資です。
積立投資とは、一定の金額で定期的に投資信託などを購入する手法のこと。
たとえば、投資信託5,000円分を毎月5日に購入するようなイメージです。投資で利益を出す基本は「安い時に買って、高い時に売る」こと。
しかし価格の高い安い、はプロでもタイミングを図るのは難しいです。
タイミングを気にせず機械的に購入することで、高値掴みリスクを低くし、利益を出やすくするのが「積立投資」という手法です。
積立投資のポイントは定期購入
「積立投資」で大事なのは、その時の相場に合わせて購入額を変動させないこと。
そして毎回決まった金額を、毎回同じタイミングで購入するということです。積立投資の手法を使った時をシミュレーションをしてみました。
図から分かる通り、価格が高い時には口数を少なく、安いときには多く購入するので、平均単価を抑えることが出来ます。
また、投資金額は同じでも、一括で購入した場合に比べ利益の出やすいということが分かりますよね。
ポイントは「ドルコスト平均法」
積立投資において、特に重要なポイントは「価格が安い時にたくさんの口数を購入する」こと。この手法をドルコスト平均法といいます。
口数が多いほど価格の値上がり時に大きな利益を生むことができます。
値動きの大きい時ほど、安く買えるタイミングが多くなることから、積立投資の効果が特に発揮されるといえます。
リーマンショックでシミュレーション
リーマンショックとコロナショックの相場
今回の「コロナショック」と過去の「リーマンショック」2つの時期の相場を事例にシミュレーションをしてみます。
リーマンショックとは?
2008年9月に、米国の大手証券会社リーマン・ブラザーズが突発破産した金融危機のこと。リーマンショックの以降は世界的な大不況に発展しました。
下のグラフはリーマンショック時の日経平均株価の推移です。リーマンショック時には1万円近く株価が下がり、長い間、株価は横ばい傾向にありました。
ちなみに2020年8月現在、日経平均株価は一度は大きく値下がりしたものの、現在は回復基調にあります。
しかしコロナの長期化により再び株価が下がる懸念があり、株価があまり安定していないのが現状です。
このような値動きの激しい相場を見ると、「投資は怖い」「コロナが落ち着いたら始めよう」と感じる人も多いと思います。
では、この相場で投資を始めた人はどうなったのか、シミュレーションしてみましょう。
リーマンショック時の投資シミュレーション
リーマンショックで株価が急落する前、毎月1万円ずつ投資信託を購入し、株価回復までの10年間投資し続ける場合を考えます。
なお基準とする価格は日経平均株価とし、手数料等は加味しないこととします。
このように、始めた時の株価と、解約時の株価は差がないにも関わらず、資産を大きく育てることができました。
価格下落時に多くの口数を購入したため、平均単価を下げることができた為です。
この結果から、積立投資は株価が下がっている場合や、相場が大きく変動している時にも安心して始められる手法だと言えます。
コロナ前から始めた積立は今どうなっている?
実はわたしには、コロナショックの直前から始めた積立投資があります。
下落前から始め、価格が回復してきた現在、10%以上の利益を出しています。
積立投資はつみたてNISAで運用が正解!
せっかく積立投資をするなら、絶対使っておきたいのが「つみたてNISA」。
つみたてNISAは、堅実にコツコツお金を貯めたい!でも減るのは怖い!という人におすすめの制度。
ではさっそく、つみたてNISAのくわしい制度の内容について学んでいきましょう。
つみたてNISAとは?
つみたてNISAとは、投資で得られた利益が非課税になる制度のこと。
毎年40万円までの投資で得られた利益に対し、最長20年間非課税になります。
つみたてNISAで購入できる金融商品は、すべて金融庁の一定の基準をクリアしたもののみなので、初心者が安心して始められるのが特徴です。
まとめ
積立投資はどんな相場でも、利益を出しやすくする投資初心者向けの手法。
投資を始めたいと思っていても、「今買ったら損するんじゃないか」「これからまた大きく下がる気がする」となかなか投資に踏み切れない人も多いと思います。
積立投資であれば投資のタイミングが分からない初心者でも安心して始めることができます。
またつみたてNISAを活用すると、投資で出た利益が非課税になるので、さらに資産を増やすことができます。
少額でもよいので、投資をスタートすることが、資産を増やす第一歩です。